三鷹中央学園 三鷹市立第四中学校

　三鷹中央学園９年間の中でも特に力を入れているものの一つが防災教育です。災害時における共助の重要な役割を担う中学生たちに正しい知識と技能を身に付けてもらうため、地域の方々を講師としてお招きして実施しています。

　１年生は、担架搬送、三角巾包帯法、貯水槽見学、防災倉庫見学、の４つをローテーションで体験しました。校庭の砂場脇に設置した水道から水が出てきて驚く生徒、三角巾で固定した足を嬉しそうに見せてくる生徒、みな生き生きと活動していました。

　２年生は組み立てトイレの設置体験。説明書をよく読んでから組み立てるように！と言われているにもかかわらず、なんとなくはまりそうな部品からどんどん組み立てていく生徒たち。一見順調そうでも、終盤になって「この部品は先につけておくんだったのか！」と慌てる班もあり、「急がば回れ」とはこのことか、としみじみ感じ入ってしまいました。

　何はともあれ、楽しみながら防災について学ぶことができたのが素晴らしかったです。１０月６日に第七小学校で行われる地域防災訓練でも、今回の成果を発揮してもらいたいと思います。